本作品の概要
1.ストーリー
――梅雨の夜は気が滅入る。
クソだるい職員会議にネチネチと続く教頭のイヤミ。
先生を尊敬しない今時の学生たち…。
僕は学校というものに嫌気が差していた――ある雨の夜、コンビニの前で雨にずぶ濡れになった教え子の「鷹城舞(たかしろまい)」と遭遇する。
彼女は独特の色香があり、気安く近づけないオーラを身にまとっていて美しくクラスの高嶺の花的存在。
ズブ濡れの彼女を見過ごせず声を掛けた。
「あ…先生」『こんな所でなにやってるんだ?』「…雨宿り」黒く艶やかな長い髪は雨で濡れ、先端から雫をポタポタとしたたらせる。
濡れて透けた胸元を直視できない…。
『ズブ濡れじゃないか』「……。」
どうも訳ありな感じだ。
『仕方ない…ウチに寄って着替えなさい』
『このままだと風邪ひくだろ』部屋に上げ渡したタオルで髪を拭く。
探りを入れようと質問するが、「家出…」としか言わず、それ以上は答えなかった。
沈黙の間が襲う。それにしてもなんと無防備な…。
モデルのように細身なのに、アンバランスなほどふくよかな胸。
濡れたブラウスが張り付き、開いた胸元に雫が伝い堕ち、谷間干支吸い込まれていく。
拭いてもなおしっとりと濡れた太ももは、真っ白で無駄な肉は一切感じさせない。ダメだ…。
彼女に背を向け、目を閉じ、深く深呼吸をする。
意識するな…大人として無事に家まで帰す。
そうだ。それだけだ…。後で立ち上がる気配がある。
気になる…けれど見ては理性がもたない…ダメだ。
【パサッ】なんだ今の音は…
何かが落ちた?
しかも、ごそごそと衣擦れの音まで。
着替えてるのか?―――ドクン、ドクン、ドクン、ドクン。
再び目を閉じ落ち着かせようとした時。【ムニュッ】
なんだ、これ――
甘い香り、雨の湿り気、女の温もり…
彼女の胸が背中に当たってる…。
その囁きに、心臓が口から飛び出そうになる…。僕を嘲笑うかのように彼女は僕の陰部へと手をかける。
『やめるんだ』「先生…お願い」「静かに…じっとしてて」
気付けば僕はその性的すぎる魅力にのめり込んでいった。彼女の手がスローモーション再生のようにゆっくり動き出す。
視界の端で僕の身体を這う白い手。
まるで蛇のように…。何もかもどうでもよくなるぐらい気持ちイイ…。
――だめだ。頭がマトモに働いてくれない。僕は筆舌に尽くし難い快楽におぼれていく――。